メインストーリーや断章「異邦の空と自由への箱舟」、外典「剣の唄と失楽の翼」などのネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください。
外典「剣の唄と失楽の翼」は完結し、人類滅亡エンドを迎えた月ですが、シュナウド皇国以外の二国についてや、現代、未来での状態などまだまだ謎が多い魅力的な地です。
未来で見つけた月の痕跡と思しきものをとめました。
中央大陸「ゼノ・ドメイン」
こちら、古代「月の廃都」とおなじみ未来「ゼノ・ドメイン」です。
床にご注目ください。
床材の意匠が酷似しています。
角度や明暗具合が異なるため、床材だけ比較するとこんな感じです。
※ 比較しやすいように変形加工しています
古代 月の廃都 | 未来 ゼノ・ドメイン |
月の廃都では暗い濃紺の部分がゼノ・ドメインでは逆に白っぽく、月の廃都で発光しているような部分はゼノ・ドメインでは削除され簡略化されていますが、類似意匠と言ってもいいと思います。
ちなみに、エルジオンの司政官室フロアもゼノ・ドメインと同じ床材が使われています。
「ゼノ・ドメイン」メモ
エルジオンのはるか上空、静止軌道上に浮かぶエルジオン管轄研究施設。
エルジオンとは高速軌道リフト・バベルによって行き来が可能。
クロノス博士がゼノ・プリズマ、ジオ・プリズマの研究を行っていた施設で、クロノス一家はここで生活を送っていた。
東方大陸「汚染坑」
続いて、古代「月の廃都」と未来東方「汚染坑」です。
まずはこちらも床にご注目。
汚染坑はライトやフォグのエフェクトで色味が違って見えますが、こちらは床材が完全に同一意匠です。
古代 月の廃都 | 未来 汚染坑 |
縁石のマルチカラータイルのようなデザインまで一致しています。
床材だけでなく、もう一点。
今度は近景にご注目です。
月の廃都内の家屋の窓の格子と、汚染坑の外殻?の透かし彫りのようなデザインがよく似ています。
比較するとこんな感じです。
※ 比較しやすいように月の廃都は輝度や明度、汚染坑は上下を逆に加工しています
古代 月の廃都 | 未来 汚染坑 |
残念ながらピタリと一致はしませんが、汚染坑は垂直に補強材が入っているっぽいのと汚染の影響か経年劣化でボロボロになっているせいも多少あると思います。
また、月の廃都は窓格子のさらに外側に外殻?のようなものが見えます。
「汚染坑」メモ
A.D.1000 に人が地上から離れる前のかつての地下街。
A.D.1100 では凶暴な邪鬼(ミュータント化した鬼族)の住処と化している。
澱みは低い方に流れるようで、下層に行くほど汚染がひどくなる。
背景を見るに、かつては巨大な地下空洞に上から建物がぶら下がる「ジオフロント」のようなSF都市だったよう。
一方で人力の跳ね上げ橋のようなレトロなものも点在しており、技術レベルがチグハグな部分がある。
中央大陸「庭園の島」
最後に、古代「シュナウド城」と未来の「庭園の島」です。
まずはサーフボード型のオブジェ。
シュナウド城では2mくらいで台座の上に鎮座していますが、庭園の島は約半分が地中に埋まっているのか見えている部分だけでも6mくらいありそうです。
大きさは桁違いですが形状、模様がそっくりです。
古代 シュナウド城 | 未来 庭園の島 |
表面のモザイク模様はほぼ同じですが、シュナウド城のオブジェの上部は下地がむき出しっぽい黒色なのに対し、庭園の島のオブジェは上部までモザイクで覆われています。
また中央の球がシュナウド城では銀色で艶がありますが、庭園の島では鈍く黒ずんでいます。
続いては黒いたまご型のオブジェ。
こちらは同じくらいの大きさですが、やっぱりシュナウド城では台座付き、庭園の島では地面に固定されているっぽいです。
古代 シュナウド城 | 未来 庭園の島 |
表面にうっすら浮かんだ黒い模様までそっくり同じですが、シュナウド城のものには青白く発光する黒いラインが数本走っています。
庭園の島には似たような黒いたまご型のオブジェが他にも2種類ありますが、シュナウド城と共通するのは上記の1種類だけです。
縦長 | 切込み入り |
縦長のオブジェにはシュナウド城と一部共通の黒い模様がありますが、こちらは縦長になった分上下に線対称のデザインに拡張されています。
切込み入りのオブジェには模様が見られませんでした。
「庭園の島」メモ
庭園の島は異時層の A.D.2100 からきた時空航行機で、様々な時層を転々とした後、この時層の A.D.1100 に留まった。
異時層の A.D.2100 では、人々は名前を持つことも許されず番号で管理され、娯楽や文化的な活動が禁止されたディストピアで、シャノンたちはそこから庭園の島で逃げてきた。
庭園の島は三層からなっており、一番上の層にシャノン、シエル一家の屋敷があり、庭園は最下層にまで広がっている。
庭園の島の動力室は屋敷の地下にあるが、出入り口は庭園の最奥にあるワープゲートのみである。
時空航行機とは言うものの、移動というより居住に重きを置いた造りのよう。
古代パルシファルの衛兵の服を着た(コスプレ)住民がいたり、庭園内に古代ゾル平原の植物が生息していることから、少なくとも古代ミグレイナ大陸は訪れたであろうと思われる。
同じ時代の国内同士でも床材比較してみました。
古代 月の廃都 | 古代 シュナウド城 |
シュナウド城のが豪奢ですが、よく見るとうっすら廃都と同じ模様が透けて見えることから、類似意匠だと伺えます。
廃都の床材の上にシュナウド城オリジナルデザインを被せたような造りです。