外典に登場したキャラクターやら地名の元ネタっぽいものを集めました。
外典のネタバレ含みます。ご注意ください。
キャラクター
キャラクター名
クラルテ | フランス語の「光」「輝き」の意。 ダイヤモンドの評価基準の1つ「透明度(クラリティ)」の語源。 |
セゼ | 「世世」から? 代を重ねること。 仏教用語で過去・現在・未来。 |
ヨハン | ヨハネによる福音書、黙示録の著者「ヨハネ」から? |
ユディス | 聖書の1つ「ユディト記」から? |
レフ | 帝政ロシアの小説家、思想家の「レフ・トルストイ」から? 英語名だとレオ(Leo)。 「敵を取り除くためには、敵を愛さなければならない」 |
ハウロ | 新約聖書の著者の一人「パウロ」から? |
テユール | ゲルマン神話、北欧神話の軍神「テュール」から。 火曜日(Tuesday)はテュールが語源。 |
メルクリリナ | ローマ神話の商人や旅人の守護神「メルクリウス」から。 水星(Mercury)、水曜日(仏:Mercredi)はメルクリウスが語源。 ゲルマン神話、北欧神話では主神「オーディン(ヴォーダン)」に対応。 水曜日(Wednesday)はオーディンが語源。 |
オスロー | 北欧の国ノルウェーの首都「オスロ」から? オスロのオスは北欧神話のアース神族を語源とする説もある。 |
クラス/スキル名
ミストレア
イザヤ | 旧約聖書に登場する預言者。 旧約聖書の三大預言書の1つが「イザヤ書」。 |
オウル・ ナカル | 「オウル」はヘブライ語の「光」 「ナカル」はヘブライ語の「貫通する」「取り除く」 |
ルアフ/ ハカーム/ マシアフ・ ケシェト | 「ルアフ」はヘブライ語の「風」「霊」 「ハカーム」はヘブライ語の「賢者」 「マシアフ」はヘブライ語の「救世主」 「ケシェト」はヘブライ語の「虹」「弓」 |
コル | ヘブライ語の「(神聖な)声」 |
ミルシャ
エッフェパネノス | ? — グローバル版では「Aima Arravones」 = αίμα αρραβωνες = blood engagement = 血の契約、血の婚約のようなイメージ? |
トモスペトラ | 「トモス」はギリシャ語の「鋭い」 「ペトラ」はギリシャ語の「崖」 |
パフシポノン | 「パフシ」はギリシャ語の「小休止」 「ポノン」はギリシャ語の「痛み」 |
ポリヴォロ ケノス | 「ポリヴォロ」はギリシャ語の「機関銃」 「ケノス」はギリシャ語の「虚無」 |
タラサ・ イファロス | 「タラサ」はギリシャ語の「海」 「イファロス」はギリシャ語の「岩礁」「暗礁」 |
アディス・ ペロネー/ ドリー/ トライナ/ | 「アディス」はギリシャ語の「奈落」 「ペロネー」はギリシャ語の「針」 「ドリー」はギリシャ語の「槍」 「トライナ」はギリシャ語の「三叉鉾」 |
ストリディ | ギリシャ語の「牡蠣」 |
デルフィニ | ギリシャ語の「イルカ」 |
クラルテAS
ギャラルホルン | 北欧神話のアース神族の国の門番ヘイムダルの持つ角笛。 神々の黄昏と呼ばれる終焉の到来を告げるといわれる。 |
マーナガルム | 北欧神話に登場する狼。 「月の犬」の意。 太陽や月はそれぞれ狼に追いかけられることで周っているとされ、マーナガルムはこの天の狼の一族。 月を追いかける狼「ハティ」と同一視されることもある。 神々の黄昏の際には太陽や月は狼に追いつかれ、天空が赤く染まる。 |
ヴェズルフェルニル | 北欧神話に登場する鷹。 「風を打ち消すもの」の意。 世界樹の枝に留まる1羽の鷲の眉間に留まっている。 この鷹の役割などは言及がないらしい。 |
アイテム
ブリュンヒルド (ユディスのホールキーパー) | ゲルマン神話や北欧神話に登場する戦乙女。 主神オーディンの愛娘。 ブリュンヒルデとも呼ばれる。 |
シグルズ (ハウロのホールキーパー) | ゲルマン神話や北欧神話に登場する英雄。 ジークフリートとも呼ばれる。 |
ゲーム中のブリュンヒルドとシグルズは対の夫婦鎧っぽいため北欧神話色が濃く、とりわけワーグナーの「ニーベルングの指環」が出典元のようです(北欧伝承やゲルマン圏伝承と「ニーベルングの指環」では、ブリュンヒルデの印象がかなり異なる)。
「ニーベルングの指環」では、ブリュンヒルデは主神の命に背いた罰として神性を奪われ眠りにつき、目覚めて初めて見た男を夫とする呪いを受ける。
ジークフリートはブリュンヒルデを目覚めさせ彼女と結ばれるが、記憶を奪われ別の女性と結婚しブリュンヒルデを裏切ってしまう。
この痴情のもつれが神々の黄昏のきっかけとなる。
武器
アズール武器
アズールは空色、およびフランス語の青系統の色の総称。
杖 | カンネ | Canne | フランス語の「杖」 イタリア語ならカンナ(Canna) |
剣 | スパーダ | Spada | イタリア語の「剣」 |
刀 | ラーマ | Lama | イタリア語の「刃」 |
斧 | スクーレ | Scure | イタリア語の「斧」 |
槍 | ランチャ | Lancia | イタリア語の「槍」 |
弓 | アルコ | Arco | イタリア語の「弓」 |
拳 | ブラッチア | Braccia | イタリア語の「腕」 |
槌 | マルテッロ | Martello | イタリア語の「槌」 |
ルーナ武器
ルーナはイタリア語の月。
杖 | バルクス | ? | ? バクルス(Baculus)ならラテン語の「司教杖」 |
剣 | ラーミナ | Lamina | ラテン語の「刃」 |
刀 | アキエース | Acies | ラテン語の「直感」 |
斧 | ビペンニス | Bipennis | 古代ローマの「両刃斧」 |
槍 | ファナキス | ? | ? |
弓 | サジタリア | Sagittaria | ラテン語の「いて座」 |
拳 | カエストス | Cestus | 古代ローマの拳闘士が用いた革ひも製の籠手 |
槌 | マレウス | Malleus | ラテン語の「金槌」 |
地名
西方の地域名
バルベラ未踏域 | ワイン用の黒ぶどう「バルベーラ」 |
ダヴォラ地下空洞 | ワイン用の黒ぶどう「ネロ・ダヴォラ」 |
旧教会圏 メルロ区 | ワイン用の黒ぶどう「メルロー」 |
ヴェルド未踏域 | ワイン用の黒ぶどう「プティ・ヴェルド」 |
シャスラ結晶地帯 | ワイン用の白ぶどう「シャスラ」 |
ゲヴュルツ教会本部 | ワイン用の白ぶどう「ゲヴュルツトラミネール」 |
アリント港 | ワイン用の白ぶどう「アリント」 |
こちらは2月末の「あなでん こみゅなま」で外典シナリオライターの櫻田さんから言及がありました。
月の廃都 エリア名
Area Davy | 月のクレーター「Davy」 |
Area Krafft | 月のクレーター「Krafft」 |
Area Littrow | 月のクレーター「Littrow」 |
Area Sumner | 月のクレーター「Sumner」 |
いずれも複数のクレーターが一直線に連なった連鎖クレーターを付近に持つクレーターです。
Area Abulfeda | 月のクレーター「Abulfeda」 |
Area Brigitte | 月の連鎖クレーター「Brigitte」 |
アナダン「失楽の都」の月の廃都エリアの名前も同じくクレーターにちなんでいます。
「Brigitte」だけは単一クレーターがないため、月の廃都エリアは連鎖クレーター縛りがあるかもしれません。
外典 PV ナレーターのオチ
外典 PV ナレーターは声優の三石琴乃さん。
代表作はセーラームーンの月野うさぎ。
- ノアの CV:三石琴乃
月野うさぎ → 月のうさぎ → ノア - 月の灰都の少女のセリフ
「いまよ!
ぶるーすたーらいと めーくあっぷ!」
「ほしにかわって きゅーせーよ!」
セーラームーンのキメ台詞のパロディ
ちなみにゲーム内でノアの声はないと思うので、ノアとしての声が聴けるのは外典10話予告 PV のみ。
9話公開前に以下のように予想していましたが、まあ半分正解くらいでしょうか。
三日月ハゲの黒猫、来ると思ったんだけどなあ!
そこから妄想するとなると……、セーラームーン繋がりで10話の舞台は月の王国!
三日月ハゲのねこが登場!!
「来週も、サービスサービス!」
シュナウド皇国関連は北欧神話テイストが強いようです。
外典は終わってしまいましたが、北欧神話は世界樹、ドワーフ、エルフなどが登場するので、ここいらのおはなしにも展開があるといいなあ。
ちなみにコラボのあったテイルズ、特にクレスの出典元の「Tales of Phantsia」も北欧神話テイストが強い世界観です。
コラボで登場した精霊ロギ、エーギル、カーリ、フォルニョートも北欧神話の巨人族ファミリーから。
オーディンスフィア
5人の主人公が紡ぐ世界終焉の叙事詩
2DアクションRPG「オーディンスフィア」
2Dで描かれた世界がただただかわいくてきれいです。
飯テロでも有名で、おいしそうな料理がこれでもかと出てきます。
ヒロインたちの果実食べた後に指をペロッとする仕草とかも細かくて好き。
名前などは北欧神話からアレンジされていますが、オニキス王周りの解釈がとっても好き。
ヴァルキリープロファイル
それは人と神の物語……
ファンタジーRPG「ヴァルキリープロファイル」
PS版やPSP版の価格がすごいことになっててびっくりしました……
が、スマホ(iOS, Android 対応)の買い切りアプリとして移植されたようです。
ドット全盛期のビジュアルをちゃんと活かしてくれています。
とにかくフィールドでもダンジョンでもバトル中でもヴァルキリー動かしているのが楽しいし、厨二病に刺さる大魔法詠唱と、定期的に思い出したようにやりたくなるゲームでした。
あと発売当時の ENIX ゲーの御多分にもれず、このゲームの CM も実写が使われていて雰囲気大好きでした。
公式動画はないみたいですが、検索すると結構出てきますのでご興味があればぜひ。
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すでに扱った元ネタは省略しています。
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